今週の日経 株式投資

2018/11/12の週の相場の振り返り

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11/12の週の相場

日経平均は、月曜日の小動きの後、火曜日にアメリカ株が大幅に売られたことから22269から、21484まで、大幅に売られた。しかし、その後、21810まで戻して長い下髭ができた。しかし、その後もアップルが安く、エヌビディア(決算の次の日は、15%以上の下落)は決算で売られるなどアメリカ株が引き続き安く、日経も、21500~22000までの間で、上と下を確かめつつ、結局21680の小幅安で終わった。

来週の予想

金曜日の夜のアメリカは、米中貿易摩擦の緩和期待や利上げの打ち止め期待などから200日線で踏みとどまって、二日連続で上げた。日経CMEも金曜終値から100円程度の上昇で終わっていることから、多少は上げて始まりそう。ただし、月末の米中会談を控えて、どんどん上がるとも思えない。一方で、下も一気に割れるようにも思えない。原油がこのまま底打ちしてくれれば、12月は多少のリバウンドになると思うのだが。金曜日にはブラックフライデーでセールが始まるから、それをめがけて多少は上がってほしい。

底割れはしないという根拠となる材料を少し記載。

・裁定取引差引残高がほぼ底値圏。4億株割れている。前に割れたのは、18年の3月から4月にかけて。

・アメリカの長短金利差は、まだ0を割れていない。

・11月に入ってこれまでのS&P500の動きは過去7年平均と類似している。過去7年の平均は、この後数日で底打ちし、11月末に少し戻した後、12月にかけて、14%程度上昇する。

最近気になった記事やコメント

・成長株からのローテーションが起こっている。あれだけ成長株が売られても、指数はそれに比べると下がっていない。他の株が買われているからに違いない。

・中国を中心とした外需に依存した株は売られたが、ローソン、ドン・キホーテ、イオン、東電などの内需株は比較的堅調に推移した。

・REITが高い。これまで金融庁が毎月分配型投信を問題視して以降、大規模な資金流出が起きていたが、その売りも収まり、割安感に着目した外国人が買っているとのこと。確かに日本ビルファンドは、すごい角度で上がっている。

・原油は底値つけたか。投機筋の買い持ち高が今回の急落で、ここ2,3年の最低水準である、55万枚程度にまで下がっている。12月6日にOPEC総会があり、減産を探るらしい。

・続けて原油関連のコメント。原油ボラティリティがピークをつけると、原油価格も底打ちするとのこと。現在ボラティリティ=CBOE/ETFのボラティリティは、約60まで上昇している。過去の最高水準と比べても、比較的良いレベルまで上昇しているように見える。また、ここ数年、原油価格と、米国株価はほぼ同時期に底打ちしているらしいとのこと。前回の2016年初めごろの原油底打ち局面などでも確かにそうなっている。

・またまた、原油関連のコメント。トルコリラは原油と逆相関になっている。9月以降原油の下落とは逆に、トルコリラは比較的堅調。本当のリスクオフなら、もっとトルコリラは売られるはず?逆にいうと、今後原油が上昇するのであれば、トルコリラは暫くしてピークをつけるのかも。。。


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