今週の日経

2018/11/25の週の相場の振り返りと来週の予想

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11/26の週の相場

今週は、月曜日から5連騰。まだまだ不安が多い中、久しぶりの上昇だった。一旦押すと思っていたが、まったく押しのないまま週を終えた。先週の21日が底値だと思った人が割といたのかもしれない。
先週時点では、21000割れかと言っていたところから、いつの間にか、22350円で、200日線や75日線の近くまで来た。

まったく厳しい形をしていたダウも、終わって見れば、10/29と同じところで止まってあげた。28日には、パウエルFRB議長が今後の利上げ見通しを引き下げたことで、1日で600ドルもあげた。また、週末の米中首脳会談に関しても前向きなニュースがでて、下げずに終えた。

来週の予想

ダウは、すでに200日線を越えて、いつの間にかもう少しで75日線のところまで来た。前回反発した時には、75日線を越えたのは3日で、24330くらいまで落っこちた。今回もこのままどんどん上がるとは思えない。しかし、米中首脳会談では最悪の事態は回避できたため、どんどん下がるとも思えない。12月という季節柄、それほど下がるとも思えない。当面は上がるがすぐに落ちてきて、年内は、下にも行けずうろうろして終わりそう。
日本株は、200日線のところまで来た。重要な節目なので、通常であれば、そんなにすんなりと越えないところ。米中首脳会談の結果の受け止め方次第のような気もするが、90日の期限付きとのニュースが出ているため、そんなにも喜べないが、比較的ポジティブには受け止められそう。ここを超えると、ダブルボトムのような形になるが、ダウがそれほど上がりそうにないため、日本株もちょっと超えたところで、落ちてきそう。ただし、25日線は超えているし、一度落ちるけど、徐々に上がってくるような気がする。

9末決算企業の配当支払いがそろそろ支払われて再投資されるため、需給面ではプラス。民間企業のボーナスもあるし、12月はそんなに下がらないような。

今週の気になる記事、長期的な予想も。

今週は、年末が近いということもあるのか、来年の見通しに関する記事が多くあった。

特に気になった今週のニュースは、米モルガンスタンレーの2019年のアウトルック。そのレポートを見てはいないが、為替やら株やらいろいろ書かれているよう。
為替では、パウエル議長の見通しにもあったように、来年は米国の金利が2.75まで下がるから、円高になるとの予測。別の記事で円の売り越しがたまっているとの記事もあったから、当面ドル円はつらいかも。
ただし、日本株については強気の見方らしい。そのレポートを見たいが、ただでは見えなさそう。。どうやら新興国株についても強気らしい。すべて金利が下がることが根本にあるよう。日本の新興市場株もあがるかも!とりあえず12月から1月は季節性もあって上がりそうな気がする。

半導体サイクルが試練を迎えているという記事もあった。19年の半導体メモリーの成長率予想が、0.3%減に引き下げられたとのこと。半導体メモリ―の4割を使うスマホの減速と米中貿易摩擦が原因らしい。

景気後退に備えて、低ボラティリティの銘柄が買われているという記事もあった。ヤオコーやJRや電力会社が上がっているようだ。

NT倍率が20年ぶりの高水準になったとのこと。どうも車と銀行の見通しが悪くて、そうなっているらしい。確かに、どちらもITに対して弱くて、競争が激化する分野で勝ち目なさそうだから成長しないけど安い感じで放置されていてる印象。NT倍率があがるのも、わかるといえばわかるけど、このままどんどんNT倍率が上がるとも思えないから、どこかで逆回転しそう。金利が底打ちしたら銀行は上がりそうな気がするんだけど、もうちょっと先なのかなぁ。

米ステートストリートの投資家信頼感指数は、記録的な弱気水準になっているようだ。以前は2012年に底打ちして、2013年にかけて上昇している。その時の日本株もとんでもなく上がったから、実は今はとんでもないチャンスなのかと思えてくる。

ほっとしたのは、バルチック海運指数が底打ちしたこと。かなり落ちていたので、ちょっと安心した。また中国の貸し出しやコマツのKOMTRAXも上昇に転じているとのこと。日本株EPSも伸びているし、来年は中間選挙の翌年だし、ひょっとするとやっぱり来年は良い年かも!


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